更新日:2021.11.30

ネスレ前社長の高岡浩三氏、受験のお守り=キットカットを世に広め、数々の成功を収めた経営者です。最近はイノベーション特集の記事で頻繁にコメントを散見しますが、日経ビジネスのインタビューは特に目を瞠るものがありました。

要約するとこんな内容です。

フィリップ・コトラーさんにお会いして、こう言われたんですよ。「なぜなんだ」と。彼は日本が「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と高く評価されていたころ、イノベーションにたけた素晴らしい国だと思っていた。それが、なぜこんなにも停滞してしまったのか、と。私はこう言ったんです。「いや、コトラーさん、日本はイノベーションをやって成長したわけじゃないでしょう」と。

僕にとってイノベーションとは「顧客が認識していない問題」あるいは「解決できるはずがないと諦めている問題」を解決することなんですよ。「顧客が認識している問題」を解決するのは、リノベーションにすぎない。

高度経済成長期の日本で僕が唯一、イノベーションだと思っているのがソニーのウォークマンです。音楽は部屋の中でしか聞けないと誰もが諦めていた問題を解決した。これこそがイノベーションなんです。

日本は基本的に欧米で生まれたイノベーションを改良(リノベーション)することで成長を果たした。バブルがはじけ、新しいビジネスモデルに変わらなければいけなかったのに、変われなかったから、失われた30年が起こった。

GAFA(を運営する)4社の時価総額が、日本の全上場企業の時価総額を上回るほどの、とんでもない差が生まれてしまった。これが現実なんです。

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明確なファクターに気付くことからのアウトプット、絶対に必要ですね。

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